2013年03月26日

ソウルサクリファイス買ったよ―


総評としては、操作もしにくいということはなく、1ステージ遊ぶにもそんなに時間は取られず、アクション下手でも気楽に遊べて、ストーリーも良いし説明不足も説明過多ということもなく、ついでに言えば「2に続きます!」的な話の展開によってはげんなりするアレではないので安心できる。
欠点らしい欠点はあまりなく、プレイヤーの嗜好に合うか合わないかが最終的な決め手となるだろう。

「邪悪な魔法使いマーリンを倒して牢獄から脱出するため、リブロムという本を読み進んで過去に何があったのかを知り、主人公自身も本の内容を疑似体験して魔法の力をつけていく」という話。ページを指でペタペタ画面に触ってめくっていくのが電子書籍的で、システムからしても画面をタッチできるというハードの仕様を活かした作り。
何分「本」なので、プレイヤーの名前や容貌など、少しなら日記の内容をいじれるのですな。そういう設定とシステムがきちんと繋がっているところもポイント。

しばらく前からソウルサクリファイスに興味を持っていたが、肝心のPSVITAが無かったため、ソウルサクリファイス仕様なVITAに各種アクセサリーなどついてお値段お得なプレミアムエディションを買ってみた。
http://www.jp.playstation.com/psvita/hardware/pchj10006.html

画面をタッチして操作できたりするイマドキのゲーム機。
色も背面の絵柄も気に入っている。

で、肝心のソウルサクリファイスだが、公式サイトで世界観など見てもらうと実際早いかと思われる。イラストもあるからね!
http://www.jp.playstation.com/scej/title/soulsacrifice/ja/index.html

・魔法使いは個人個人では普通の人間より強いものの、少数派として追いやられている。
・上位魔物は強い欲望に駆られた末、あることがきっかけで暴走してしまった人間の成れの果て。倒すと人間に戻る。人間に戻ったとはいえ、しかし殺すことが定められている。
・ただし救済は黙認されている。過ぎると刺客が来ることもあるが…。
・魔法使いは政治的に殺人者としての役割を押し付けられている。魔法使いたちも思うところは様々だが、活躍の場を求めて表向きはそれを受け入れている。また、そういう商売、生贄や代償という独特の風習、容貌の変異が一般市民には嫌われている。
・公式のコンセプトアートの印象に対し、意外にもCEROはZでなくD。微グロというやつである。でもまあ、グロければいいというものでもないか。血の色も鮮血色より赤黒いほうがそれっぽい。

こんなところだろうか。ダークな世界観だが、翼牧場みたいな非常に幻想的で明るいステージもあったり。
とはいえ、それも誰かの欲望の産物である。

実際遊んでクリアしてみた感想↓

■プレイ時間
エンディングまで、のんびりやって(つまりメインストーリーをすべて見るまで)自分の場合は30時間ほど。
自分は下手なので結構時間がかかったが上手な人だともっとサクサクいけると思われる。この後高難度のフリーステージも開放される。
ちなみに、チュートリアルを終えればマーリンにすぐ挑めるようになる。腕がいいプレイヤーはその辺のストーリーをすっ飛ばしてマーリンを倒せるかもしれない。
とはいえ、メインストーリーをすべてこなせばラスボスの事情もわかり、ちょうどいい感じにレベルも上がっていて、マーリンとうまく渡り合えるようになっている。

■戦闘
敵を倒した際、「生贄」か「救済」かを選ぶ。雑魚敵は無視してもいい。「生贄」は攻撃力が、「救済」は防御力がアップする。合計でレベル100まで上げられるので、極振りで最大魔99聖1か聖99魔1かになる。(そういう実績もある)
レベルはダウン限定だがいじることができるので、実績を取ったら好みのバランスに戻す、ということも可能。

魔法を使うにはアイテムが必要だが、使用回数が存在し、それをオーバーすると壊れてしまう。(壊れてもあとで修理できるし、ステージを終えると使用回数は元に戻る)
使用回数の回復は敵を生贄にするか、ステージの特定のオブジェクトを使用することで回復できる。逆に、敵を救済するとHPを回復できる。ただし、いずれの場合も何秒間かスキができるので、状況に合わせて判断しなくてはならない。
アイテムは6つまで持っていける。マルチ向けのアイテムなども存在する。
人型魔物には「呪部」というポイントが存在する。そこを重点的にダメージを与えることで、部位破壊ができる。破壊すれば追加でアイテムがもらえる他、例えば翼のある敵は飛べなくなるなど、アドバンテージも発生する。部位破壊、完全部位破壊でボーナスポイントがもらえるので積極的に狙うべき。

「禁術」、「生贄魔法」といった特殊な魔法もある。禁術は自分のHPが低下すると、自分の肉体の一部を代償にすることで大技を放つことができるようになる。(HP回復しても引き続き使用ボタンがでる)
使用後は代償のため、視界が狭くなったり防御力が低下するなど不利にもなる。やれるようになったからすぐにやる、ということをすると自分が追い込まれるだろう。
生贄魔法は、共闘している他の魔法使いを生贄にすることで大技を発生させられる。使用後、その魔法使いは死亡する。
大ダメージを与えられはするが、攻撃役がいなくなるので、禁術と同様やれるようになったら(略)というのは自分の死を招く。
ちなみにこの2つは発生させると評価のポイントにもなる。マルチでは生贄にされたほうでもポイントはつくはず。
また、死亡してもサポートはできるので、生贄され損ということにはならないよう配慮されている。1ステージの時間も短いのでサポートばっかりでだれる、ということもあまりないかと。
特別にレアなアイテムをもらえやすいので、使えるようなら積極的に狙っても良い。

1ステージあたりの時間は20分を超えるというようなことはあまりない。
フリーステージで制限時間の設けてあるものだと、2分以内〜8分以内というものもある。

■ストーリー
リブロムと名乗る本の「書き手」の視点から描かれる。
メインストーリーと、メインストーリーとは関わりのない4つのサブストーリーがある。
サブストーリーは、それぞれ4人の魔法使いたちの事情に主人公が関わっていくことになる。
(時系列を考えると書き手がマーリンと出会う前だろうか?)

メインストーリー
登場人物は、書き手、マーリン、ニミュエ、モルガン・ル・フェの4人だが、話の構成上これ以上人数を増減できないと感じた。いい意味での息苦しさ、濃密さが失われてしまう。

駆け出しの書き手が同じく駆け出しのニミュエとたまたま相棒になる。そして試験を経て、正式にアヴァロンという結社の魔法使いとなる。その後、書き手はマーリンという気のおけない相棒を得て、時折登場する、マーリンの元相棒と名乗り、マーリン現相棒である書き手に激しい嫉妬心とマーリンへの心中願望を抱くモルガンに横槍を入れられつつ、あるものを追いかけて旅をする。

既に世界が崩壊していることからわかるように、何故まともな魔法使いだったはずのマーリンがこれほどまで世界を脅かす邪悪な存在になってしまったのか、書き手の視点からそれを追うことになる。二人の魔法使いの地獄への道行きを書いた凄絶な話だ。
若干のいわゆる中二病要素があり、そしてかなりドロドロしている。好きな人にはたまらなく好きな尖ったところがある。

自分は好きになった。ハードごと買って良かったなあ、と思える作品だった。今後のアップデートに伴う技や敵の追加にも期待したいところ。
あと、サブストーリーの追加があればできれば女性も欲しいところ。4人とも男なだけに。女性といえば露出度が高い衣装が多いので、マーリンみたいなかっちりした衣装も欲しい。といいますか、仲間のコスチュームが着れるようになってほしい。

あとリブロムが可愛い。これは重要だ。見た目グロい本だがそのうち可愛くなってくる。
悪戯で本を倒したり回したりして怒ったところなど特に最高だ。泣いてないんだからな! といって雫と表現するツンデレぶりも良い。
リブロムと結婚した! 俺はリブロムと結婚したぞ!!
posted by at 23:18| Comment(0) | 日記