2015年05月22日

『The Rise of Queen Ayrenn』翻訳

『The Rise of Queen Ayrenn』翻訳です。


The Rise of Queen Ayrenn
Nuulehtel of Skywatch 著

 Auridonの忠実なる市民たちよ! 私は第一位の方なるAyrenn女王、Aldmeri DominionのEagle Primarch、Summerset Islesの最高女王、Wood Elfの民の王家Camoranと友誼を結び、KhajiitのManeの同志たる陛下の顧問となった喜びを感じている。

 王室顧問として、私はAyrenn女王の生き方と歴史についての簡潔な説明を書くことにした。我らの女王を読者が心に迎え入れるつもりなら、読むがいい。

 陛下は島の多くの子供達のように、幼い日々を過ごされた。父君の側で剣の訓練をお受けになり。我らの金色の浜辺にて波間を馬でお駆けになられた。そして、柔らかい薄紅色の花びらの下で、歴史と詩文を諳誦なされた。

 二十年以上前、読者の将来を照らせし王――AlinorのHidellith王陛下は――Aetheriusにて栄誉に浴しておられますように――Labyrinthへ入られる殿下のお祝いをなさるため、Crystal Towerにて王族をお集めになられた。この集中的な勉学のための期間はこれまでのSummersetの支配者たち全員に必ず課せられるものであり、殿下も腕を広げてこの時期へと歩まれるはずであった。その時が来ると、しかし、王女は失踪していたのだ!

 長い捜索活動が始められたその時、実は、殿下はご自身の運命を切り拓かんとなさっていた。殿下はお忍びでBalfiera島に行かれ、Adamant TowerのDirenniと共に暮らされていた。その一族の者達は、兵法の訓練を授けたのだ。彼らは単なる貴族の剣さばきを、しなやかで熟達した刃の舞踊へと変えたのだ。浜辺の遠乗りは馬に乗っての強行軍となり、祖国の木の下での詩文の吟唱は技術、とりわけ神秘の研究へと変わっていった。

 吟遊詩人と庶民の新聞記者たちによる女王の冒険譚が、数多く創られてきた。さよう。かつて熊に騎乗されたというのは事実である。Skyrimにてフロスト・トロールを狩られ、Dwarfの遺跡に潜られ、Cyrodiilの海賊船長と一緒の船にお乗りになっていた。殿下はかつてAlik'r Desertの風をはらんだ巨大な凧で飛行され、Illessan HillsのNereidたちと踊られた。これらの冒険はふしだらなヒバリのそれではなく、よく考えぬかれた上での道程であられた。剣の焼き戻しなのだ!

 そしてHidellith陛下が薨去なされ、遠き島々が歴史の本流の中に溺没せんとした時に、Ayrenn王女がご帰還なされたのだ! 陛下は塵にまみれるままの冠を手に取られた。父君の剣を取り、我々を世界へと導いてくださった。

 我々を、世界へと導いてくださったのだ。岸辺にて待つ新たな盟友を見出すために! 高貴なるWood Elfたちと猛々しきKhajiitと女王がご縁を繋いでくださることで、今やTamrielにおいて一角の存在とまでなった強大なるDominionを形成することを可能とされ、Cyrodiilの暗黒の心臓部を打ち抜き、北方の戦争のことばかりを考えている同盟による略奪を防ぐ準備ができるまでになった。

 かの方をベールの裏側から誹謗し、勇気を中傷する臆病者あれども、Ayrenn女王はDominionの、活ける、脈打つ心臓であらせられる。我らの富と繁栄は、かの方あってこそのものなのだ。
posted by at 22:09| Comment(5) | TES Lore
この記事へのコメント
こんにちは、TESシリーズの書籍の貴重な日本語訳を読ませてもらっています。現在、プレイしているSKYRIMに、過去作の書籍を追加する「Book Covers Skyrim - Lost Library」というMODがあります。その日本語翻訳にこちらの訳を使わせていただくことはできないでしょうか?(具体的には「KINMUNE」「Cosmology」です)
Posted by ドヴァキン at 2016年05月25日 12:12
ありがとうございます、お待たせてしまいすいません。
訳については大丈夫です。引用元(特に一次ソースである『Imperial Library』のURL)をRead Meといったような場所に明記するなど、適切な処置をしてくださればかまいません。
Posted by Shuka at 2016年06月01日 21:37
ご返信ありがとうございます。引用元と訳者のお名前を記載して使わせていただきます。
翻訳は背景や関係を把握してないと出来ないので、すごく助かります。
Posted by ドヴァキン at 2016年06月01日 23:31
( ^ω^)こういった読み物を読むのはゲームやるのと同じくらい楽しいなあ
Posted by ( ^ω^) at 2017年02月19日 12:35
数年前のブログにコメすることをお許しください
最近Oblivionをはじめて、念願のMODを導入したのですがRuined tail's taleの翻訳がリンク切れを起こしていてダウンロードできません…
翻訳の再掲をリクエストしたいのです…よろしくお願いします
Posted by 通りすがりのアルゴニアン at 2018年06月12日 23:02
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