2013年10月01日

Pocket guide to the Empire, 1st edition, The Elsweyr Confederacy

帝国へのポケットガイド初版、Elsweyr Confederacy(Elsweyr連合)編の翻訳です。
出典:
http://www.imperial-library.info/content/pocket-guide-empire-first-edition-elsweyr-confederacy

 The Elsweyr Confederacy(Elsweyr連合)

 Elsweyrは現代の領国で最も若く、およそ600年前、唯一Common Eraに成立している。自国語でKhajiitと呼ぶ、知性のある不可思議な獣人種が存在している。これらKhajiitはどう考えても猫的存在だが、ばらつきがある。とある血族で構成された部族、あるいはプライドは、二本足のジャガーのような見かけの男たちに、揺れる尻尾さえなければElfといっても通じるほど美しい少数の若者たちに、縄張りの境界を四つ足で闊歩するおじが一人か二人、そして首長は、生まれは月によって決まり、前述のいずれかの姿をとる可能性もある狩猟団がいるかもしれないのだ。Khajiitは自らの信じがたい生態をja - Kha'jay(「Moonstrings」あるいは「Lunar Lattice」)の働きによるものであるととらえ、不可思議な、半ば神聖な現象はTamrielの双子の月、MasserとSecundaの影響によるものだと信じている。土着の伝承によれば、Masserが満月でSecundaが細い三日月であれば cathay - rahtに育ち、前述のジャガー男の一人となるのだが、逆の位相で生を享ければ、知的な家猫より少し小さな存在になる。世界最大の猫であるSenche - tigerすら、Khajiitのもう一つの姿であることが判明している。;これらの巨大な獣は彼らの人間型のいとこのための乗用馬となっているところをしばしば見かけることができる。二十以上の形態がElsweyrの猫人の間で文書化されてはいるが、少なくとも彼らの社会では、何かが他の形態に比較して重要だとか本質的に優れているというものはない。(Maneの形態は除外されるが、後述に付す)しかしながら、ohmes、あるいは「人間の顔を持つ」Khajiitは、冒険者や外交官に就く者が多いため行政区の外で最も頻繁に見かけられ、最も用心深い「種類」である。

 比較的近年まで、猫人たちの間のほとんど恒久的な反乱や部族紛争はあまり歴史の表舞台を騒がせることはなかった。しかしCE309年、AnequinaのKeirgoとPellitineのEshitaが長く反目していた王国同士を結合させてElsweyrを創立し、瞬く間に外部からの侵攻を招く恐れを孕んだ凄まじい階級闘争を引き起こした。権力は中央政府とそれに協力する部族の二つの分かたれた王国から貴族階級へと移り変わり、双方の統治階級が自らを裏切ったと感じている部族の集まりに襲撃されることとなる。族長たちは彼らの古代の砂糖の仇討ちを忘れることにして、自らに条約を署名し(ちなみに、顔に刺青をして記録した)、間もなくかつてのAnequinaの都市が絶え間ない攻撃に晒されることとなった。Keirgoは帝国に支援を懇願したものの、ちょうど同時期に 統治者のPotentateのVersidue - Shaieを失い、類似した無秩序状態にあった。かつての首都Ne Quin - alが反乱軍によって陥落させられた時、Elsweyrは自らに吊り下がる連合の重みにより崩壊寸前であった。だが平和は取り戻された。通常はどこにも所属しないKhajiitの精神的主導者である、ManeのRid - T'har - ri'Dattaが「二つの月の影の下に階級を置き、ja - Kha'jayの二つの月の舞踊の下に力を分けんとする」ことで。噛み砕いて言えば、貴族の都市在住者と砂漠の族長たちが治める遊牧民族で構成された双方のKhajiit社会は、MasserとSecundaの位相に基いて領土の支配権を交代しあって回転する支持母体を確立したのだ。; Riddle-T'harのこの方策の条件は、Mane自身の薄く不透明な独裁によって監督された。それ以来、Elsweyrは五百年間ほとんど破られたことのない秘密のベールの中へと身を引くことになった。

(Maneの絵によせて、本の持ち主は以下のように書いている。「現在のElsweyrのMane、Nhad-hatta。三つ編みをまとい、全ての部族の髪で固められている Second Seed 18」)

 地理的には、Elsweyrは荒れ地と乾いた平原で構成される厳しい土地である。南端部の付近にのみ肥沃な土地があり、この地域全体は全域が密林と熱帯多雨林、二つの主要な河川の流域にはさとうきび畑の木立で覆われている。Anequina古代王国は北部にあるものの、初期のCyro-Nordsや後期のCyrodiilの帝国には歴史的な脅威となったことはない。実際には、Elven Pogrom(エルフの大虐殺者)のNibenayの司令官、Pelinal Whitestrakeは、KhajiitをAldmeriの派生種だと間違えて、間違いだと気づく前に大量殺戮を犯してしまった。
[ここに本の持ち主は以下のように書いている。「人間との関係は今日まで最小限度を保っていたが、Elsweyr Confedracyは近年Aldmeri Dominionと条約を取り交わしたという話がある。(重要な場所:Torvalを参照。もっとはっきしとした論拠となるだろう)本当なら、猫人たちとTamrielのCyrodiilの指導者たちとの間に別の血生臭い対立を引き起こさせられるかもしれない状況だ」] *

 無理もない話だが、ja - Kha'jayはElsweyrの文化を非常に奇妙で異質なものとしている。一見すると、獣人病に関連する特異な病であるかのようだ。しかし、それは感染力や一時的な症状といったものはなく、後者は、実際には、Khajiitは生涯を通して生まれた時の形態を保ち、月も、彼らの姿を決定するのに対し、後天的な影響を与えることはない。姿を変化させるKhajiitの報告は存在しない。一概に言えば、Elsweyrの猫人は残忍な者が多く、自らの並外れた身体の犠牲者である。彼らは怒りっぽく、予測できず、危険であり、帝国軍人でも一人では荷が重い相手だ。また、Khajiitの多くに見られる、いわゆる「人間的な」特徴は、実は、疑いようもなくElfの外見であり、Elder Raceの下等種だと決定的に証明するものであることをはっきり指摘するのも大事だ。

 これはElsweyrに文明的な服装がいくらも存在しないとを言っているわけではない。二足歩行のKhajiitは服装というものを構築し、現代の、人間の文化に非常に類似した振る舞いをみせている。彼らの服装は豊富なショールであり、明るい柄の布が一般的だが、厳しい日差しやサーベルキャットから身を守るためでもある。彼らの最正装の、budi、あるいはシャツは、編みこみでしっかりと右側に固定され、胴体部の毛皮が一筋も見えないようにしている。非常に礼儀に欠けていると思われるためだ。宝石や小間物が衣装をしばしば飾り立て、刺青も大変な人気を誇る。場合によっては、後者は宗教的、法律的な重要性を持つことさえある。若いohmesの最近の流行は、彼らをより恐ろしい野蛮な同胞に似せる猫顔の刺青を入れることだ。Khajiitの選り抜きの武器といえばもちろん爪だ。生まれながらに鋭く、格納もできる。しかし、サーベル、シミター、ダガーや長弓に習熟している者もいる。常備軍はElsweyrにはなく、猫人はこれまで拡大主義的な傾向を見せたことはない。実際、彼らはこの五十年で周辺領域の分離により領土を失っている。(Rimmenを参照 *)

 Tamrielの二つの月はKhajiit社会を密接不可分に繋がり、異なる位相や位相の組み合わせは、あたかも神のように崇められている。従って、各々のKhajiitの「種類」には自分たちを守護する神が存在する。以前はタムリエルの獣人によく見られるこの習わしが単なる異教徒の信仰体系だと思われていたのだが、比較宗教学における近年の研究ではElsweyrの月の神々はImperial Pantheonの神々(Stendarr、Mara、Kynareth、その他)が身をやつしただけのものであるということを証明している。類似した調査結果もそれを明らかにした。MasserとSecundaの逆の位相と一致する dro - m'Athra、あるいはElsweyrの闇の霊は、もっと一般的なDaedraの権力者たちの側面となる。Khajiitはまた、Elsweyrの南のTenmar Forest原産のmoon - sugarが神による天の恵みが形になったものとして、選ばれし民へと定期的に与えると信じている。この砂糖には、様々な用途がある。調味料、神聖なる月と交わる源となる魔術の素材、そして危険な中毒性の薬という多くの顔を持つ。「結晶化した月光」は、Topal Seaの海の水にとらえられたものが二つの潮の流れの力によってTanmarのサトウキビの木立へともたらされるもとだとKhajiitは理解している。砂糖を口にすることで、神の永遠の魂のほんの一欠片を吸収しているのだとKhajiitは信じているのだ。これは彼らをエクスタシーと奔放の発作へと追いやるため、Elsweyrの主要都市の通りには砂糖の発作に苦しめられ震えている猫人で溢れかえっている。moon - sugarの特に危険な派生物がskoomaとして知られるものであり、もっと哀れなKhajiitが水煙管を通し生で吸うこともある。その犠牲者は一生中毒に苛まれ、恒常的に、多幸感と無気力な状態が入れ替わる。それにも関わらず、moon - sugarはKhajiitの生活の一部であり、王国の主要輸出品である。Elsweyrの食物は何でも甘い。;飴、ケーキ、プディング、砂糖漬けの肉はKhajiitの日常食であるので、Elsweyrへ旅をする者に対しては、地元の食べ物を口にすることへの警告をしておく。人間は、猫人よりもmoon - sugarに影響されやすいらしい。


 重要な場所:

 Senchal
 この悪名高い都市が南Tamriel最大の港である。雑多なバザーの詰め合わせ、酒場、商業地区、そして混雑した港の側で三方向から取り囲まれる露天商たちがElsweyrのQuin'rawl半島の最東端をごみごみと覆っている。Senchalは禁制品や物資の闇取引に精を出す海賊や船長のお気に入りの停泊場であり、防備の堅い内陸の主要街道を使うより、Topal Seaを通ってこれらの物資を帝国との間で密輸するほうが遥かに簡単である。物乞いや悲観的なKhajiitの砂糖中毒者と同じくらい、ここの泥棒は多い。街を訪ねる際は、Senchalで最も荒廃して危険な地区である Black Keirgoを旅人は避けるほうがよい。違法な砂糖窟の数々はここの通りを埋め尽くし、獣人や気高さといったものは甘味の熱によりしぼんでいく。全体的に見て、Senchalは帝国管区の外にある中では最も醜悪な都市である。空気は湿っぽく、取り囲む海岸から渦を巻く煙突の煙で充満している。都市の大半は放棄されているか荒廃している。CE560年、 Knahaten Fluが猛威をふるい隣のArgoniaから海峡を抜けて吹きつけると、都市の住人を瞬く間に感染させた。Fluに満ちたSenchalを浄化するためのある種の狂気じみた取り組みは区域全体を破壊し、今まで再建されたことはない。露天商に足を運ぶ者は、あたかもケーキをねだるすぐそばにいる砂糖中毒者の歯のように、黒くぎざぎざに焦げた建物の輪郭線を周縁部で見ることができる。

 Torval
 Torvalは、Elsweyrの精神的かつ世俗的な指導者であるManeの座す都市国家である。国境からわずか数百マイルの場所にあるValenwoodのオークの巨大な木材で建築されたどっしりとして異国風の宮殿で、彼と彼の部族が暮らしている。対称形を描くさとうきびの庭が宮殿を囲み、疲れを知らないcathay - rahtの使用人が支える御輿の上で終日瞑想を行うManeの姿をしばしば見ることができる。前述したように、Elsweyrのmoon - sugarはKhajiitにとって最も神聖なものである。我々が魂や生命力を語るのと同じように、彼らは砂糖のことを語る。従って、人間はこれらの地所へ立ち入ることを伝統的に禁じられており、Tenmar Forestを巡回するWarrior Guardはこの命令を断固として実行している。Khajiitの統治者との公式会見を約束されたにも関わらず、帝国の外交官は少し前に敷地から追放されたという。豹のようなWarrior Guardは接近に気がつくと唸り声をあげ、牙を剥いて疾く去るよう脅迫したのだ。彼らは砂へ「彼の砂糖を漏らさない」ように。我らが輝ける皇帝、Tiber Septimは、無法の猫人からの補償を未だ探しだしていない。

 Rimmen *
 表面上は独立した王国だが Interregnumの際のCE812年に領国から分離して以降も、Rimmenは未だElsweyrのManeに敬意を表している。その初期、軍閥の長官だったAttrebusが Imperial Throneを求めた時、Akavirの難民が迫害を逃れてきた。Attrebusはその時代の王位を要求した者の多くより地位を保つことはできなかったが、Common Eraの前半を支配していた異国人の手からCyrodiilを取り戻す意図があった可能性があり、そして彼はAkavir人を帝国の国境からElsweyrへと追放した。Khajiitはその丘とElsweyr北西部の草原地帯での避難所を与え、Cyrodiilに再び現れたDir - Kamalの残党がAttrebusの後継者から玉座を奪うまで、相対的に隔絶した場所で暮らしていた。Rimmen(文字通り、「周縁の者」とKhajiitが彼らを呼んだ)は彼らの兄弟に加わって帝国を再建しようとした。この努力は失敗の運命をたどったが、これまでKhajiitは一連の血生臭い国境紛争においては、彼らの土地を開発しようとしたことはない。現在、Tiber Septimが即位してから、幸薄いRimmenはもう一度Maneの保護を受け入れ、もたれかかる弱い葦として、Cat Lordが彼らの独立を認めることに対し再び税を納めている。


*のついた文章は、最終版には存在していない。
posted by at 19:45| Comment(0) | TES Lore
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